モノとコト
ある兄弟がいました。食卓にはお母さんが用意してくれた大小1個ずつのリンゴが置いてありました。すかさず兄が大きい方のリンゴを食べました。すると弟は言いました。
弟「ずるいや、兄ちゃん。大きい方を食べて。」
兄「どうしてだ?じゃあお前ならどっちのリンゴを食べるんだ?」
弟「僕だったら小さい方を食べるな」
兄「だったらこれでいいじゃないか」
短い話ですが、この話には考えさせられました。人は目の前にあるモノを選んでいるようで、実はモノの背後にある「コト(事態)」を選んでいるのですね。